10年前の夏、OTAKE21610は北を目指した

3日目 最果ての駅へ

1994年8月25日

列車はついに最果ての駅稚内駅に着いた。
本当なら宗谷岬まで行きたいところだが、時間の関係で今回は行くことを断念。
代わりにと言っては失礼だが稚内港駅跡の防波堤ドームを散策する。
防波堤ドームにはバイクのツーリング客が野宿していたっけ。
駅へ戻るバスに乗り込むとあたりは学生だらけ、もうここでは新学期が始まっていたのだ。

昨晩のった「利尻」の折り返しになる急行「宗谷」で旭川へ。
途中、今のところ人生最初で最後の地平線というものを見る。
・・・さすがは広いぜ北海道。
旭川に着くともうお昼だった。
・・・さ(略)
駅前で昼食を食べた後、ここからは富良野線で富良野へ向かう。
今(2004年)でこそトロッコ列車が走っているが当時はそんな列車はなかった。
しかし、この年は札幌−富良野間の特急「富良野エクスプレス」が旭川ー富良野間を全席指定の快速列車として延長運転していたのだった。
全席指定の特急ならニューワイド周遊券では乗れないが(指定席特急券を買う必要がある)、
快速の指定席券ならたった500円、これでリゾート列車に乗れるのなら安いものだ。

指定席券片手に富良野線ホームに向かうと先客が2名・・・・ではなかった。
車掌と車内販売のお姉さんだけで、客はいなかった。

結局発車までに他の客は誰も来ず、思いもかけず富良野まで快速富良野エクスプレス(ノースレインボーエクスプレス車両)を貸し切る形になってしまった。
これ幸いと一番前の展望席で存分に楽しまさせていただく。

富良野で各駅停車の列車に乗り換え、滝川からはライラックで札幌に戻る。

そして小樽に繰り出してみるが、時間はすでに夜。
小樽運河まで行っては見たが暗くてよく見えなかった。(5年後、明るい時間帯に良いってリベンジ達成)
運河から戻る途中、廃線跡の線路につまずいてこける、情けない。

札幌に戻り今夜の宿に向かう、今宵の宿は特急「おおそら(夜行)」。
しかし、この列車なんと自由席が1両しかないのだった。
この日は乗客も多く私は残念ながら席にありつけずデッキで一晩を過ごしたのだった。

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