北の大地を目指す顛末記

卒業(前)旅行、走れあの思い出の地へ・・・

時は5年ほど前にさかのぼる。
大学入学直前の私はある目標を一つ立てた。
ぜひ大学の卒業旅行には『100系新幹線のグリーン車』『北斗星のロイヤル』『トワイライトのロイヤル』を使って思い出の地、北海道にゆこうと。
そう思いこつこつ予算をため始めたのであった。
なお、その後トゥルーにはまり散財するのは別のお話。

その後、何とかして予算をためたのだったがこの5年間で情勢は変わってしまっていた。
『100系ひかり』は半壊滅状態かつ、就職活動でグリーン車に乗車してしまった。
『北斗星』はその上を行く『カシオペア』が登場したことで地味になっていた。
そして何より時間が3日分しかとれなかった・・・。
やむなく、多少(?)5年前の計画から変更して旅に出たのであった。


3月5日午前5時すぎ、阪急六甲から三宮へ阪急で移動する。
本来の計画では神戸市内から新大阪までは在来線経由の予定だったが、出発数日前この区間が『新幹線経由』になっていることに気付いたのだった。
仕方なく遠回りだが新神戸に向かう。
三宮から地下鉄で新神戸に向かう・・と言いたかったのだがまだ始発までけっこう時間があった(汗)。
・・・三宮の珍丼亭で朝定食を喰らって時間をつぶす。
やっと来た始発で三宮へ、何気なくこれで神戸市営地下鉄全線乗車。
(もっとも今年夏頃までだが)
ホームで博多行きレールスターを見送り、東京方面始発を待つ。
やってきたのは『グランドひかり(100系V編成)』。
車内は95%の混み具合(自由席)、何とか席を見つけ腰を下ろす。
京都駅直前、きれいな朝焼けが車窓いっぱいに広がる。

「う〜ん、これからの旅を祝福してるようだ・・」

なんて考えてたら京都駅を発車直後急停車(爆)。
誰かが強引な乗り込みをしたらしい・・まったく・・先が思いやられる。



途中、関ヶ原付近で雪のため若干遅れるが、何とか名古屋に着いたときには遅れを回復した。
ここからこだま(これは100系G編成)に乗り換え一路三島駅を目指す。
ちなみに先ほどのひかりは姫路〜名古屋間各駅停車・・・つまり今回の新幹線は各駅停車の旅だったのだ。
あれから何本のひかり・のぞみに抜かれたのだろうか・・・・
静岡駅手前で海側の窓から富士山を見たのもだいぶ前に感じるようになった頃ようやく三島到着。
新神戸をでたのが6時24分、名古屋での連絡時間は4分、そして三島に着いたのが9時53分。
早くて長い各駅停車(違)の旅だった。
三島から一駅在来線で戻り沼津へ移動、特急『あさぎり』で(小田急)新宿を目指す。
旅行代理店に無理を言ってとってもらった手書きの指定券は運転席の直後の展望席だった。
無理しちゃって・・・JTB・・・
日差しが強かったがそれ以上に全面展望がよくて満足、最後の停車駅の町田まではがらがらで十分堪能できた。
しかし、この特急・・・遅い。
後で計算したらこの特急は平均時速60km、大阪付近で新快速は平均100km以上で走っているのだから・・違和感ありすぎであった。


新宿で所用を住ませた後、秋葉原へ・・・。
パソコンショップや某電気屋によった後メッセサンオーに立ち寄る。
『かすみのクッキーごめんね』の賞味期限を知るために・・・
(注:『かすみのクッキーごめんね』は昨年9月あるイベントで売り出された際賞味期限は今年の3月だった
 しかし、そのイベントの際に売れ残った物が未だに売られているとの情報を聞き、今回その真実を確かめに行ったのだった)
メッセサンオーの2回のある棚に『ごめんね』はあった。
1箱とって賞味期限を確かめる・・・

.01.03

念のため別の物を・・・(汗)

.01.03

とりあえず店を後にして、上野へ逃げる(爆)
師匠の店に顔を出して寝台特急『北斗星ニセコスキー』に乗るため上野駅に向かう・・・
・・・はずだったが、師匠の店を出た後2時間半ほど余裕があったので上野公園を散策する。
(元)博物館動物園駅を見つけて焦ったっけ・・・

上野駅に戻り、駅弁を買ってホームで待つことしばし・・『ニセコスキー』号はやってきた。
今夜のお宿はJR北海道の元『北斗星3・4号』用編成の9号車のソロ。
狭いながらも楽しい我が家(?)、早速鍵を受け取った後食事に入る。
駅弁を平らげ、ロビーカーに行こうかと思ったがロビーカーは6号車、7号車にはディナー営業中の食堂車があった(汗)。
そんな中を通り抜けられない小市民な私はふて寝を決め込む。
軽く仮眠した後起きたのは福島の手前だった。
ちょうどディナーも終わり予約不要のパブタイムになったところ。
駅弁だけでは物足りなかったので軽くピザでお食事にする。
ついでにシャワーの券も買い、ひとっぷろ浴びたところで列車は仙台を過ぎた。
今朝は早かった(4時起き)ので早い目に寝ることにする。

翌朝、列車は・・・・

中編へ続く


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