03.表紙データの作り方 (その2)CMYKによる色つけ 2ページ 色の数値について説明しましたが、印刷する用紙によっては正しい数値に設定しても、仕上がりが異なる場合があります。 3冊目の表紙は、表面にキラキラとした光沢がある『新シェルリンプレーン』という特殊用紙を使いました。データ上ではピンクのやや濃い肌色にしていましたが、刷り上ったものは黄みがかった肌色になっていました。 また、2冊目の表紙(講座説明に使用している絵です)には、PP加工付きセットに多くみられる用紙『アートポスト』でしたが、キラキラ光るホログラムPP加工を使いました。これで印刷された表紙は、全体的に若干薄い色合いになりました。 このように、使用する紙によっても色合いに変化が出てしまいます。これは仕方ない事と思いますが〜。 色合いについては、紙だけでなく、お使いのPC(モニター)によっても異なる場合があります。 同人誌から話がそれますが、ノート型PCでCGを描いていましたがやりにくかったので、その後デスクトップ型に買い換えました。その際、モニターは液晶タイプを買いました。 その頃の話ですが、デスクトップ型に買い換えてからCGをPhotoshopで普通に描いていました。(←なんか言い方がおかしいですが。笑)下絵修正等が終わったので色塗りをしようと、肌色をブラシツールで塗ったらなぜか緑がかった肌色になってしまったのです。 Photoshopの環境設定も特に変えてはおらず、ノートでは今まで何の不都合なく出来ていたのにいきなりこのような状態になってしまいました。特に変化が激しいのは肌色でした。もう、“これこそ絵の具にある肌色だ〜!”っていう肌色を作ってもダメなのです(笑)。 ナゼこうなるのか理由もわからず、本当にどうしていいのか困って、Photoshopを使える人に聞いても「う〜ん、ちょっとわからないな〜」と言われ…。(T_T) ネットで“何か解決策はないのかな〜”と探していたら、とあるお絵かき系検索サイトの質問掲示板で、私と同じように「肌色が、緑がかった色合いになってしまうのですが、どうしたらいいのでしょう?」というような投稿記事を見つけました。困っている状況と同じ現象です! 何種類か回答がありましたが、その方の解決策が『Photoshopのカラー設定をお使いのモニターに合わせてみてはどうですか?』というものでした。その記事を見て、私もさっそくPhotoshopのカラー設定(カラーマネジメント)を、使用しているモニターに設定したら…。肌色が肌色で塗れるようになりました、あの時は本当に助かりました〜〜!!(←誰に言っているんだ。笑) 今は、使用中のPCはこの当時使用していたPCではありませんが、モニターは同じ物を使用しています。ですが、肌色が肌色で塗れています。(←これまた表現が微妙にヘンです。笑)じゃ、一体何がおかしかったのか? この当時描いていたPhotoshopデータを今開くと、全体的に黄色系統が強く、特に肌色は緑色にくすんだ色になっています。モニターは同じですがグラフィックボードはメーカーが異なるので、どうやらグラフィックボードとモニターの相性(?)で色合いが異なってしまったようです。 このように、PC(私の場合はグラフィックボードでしたが)によって色合いが異なることがある位なので、出来上がった本の仕上がりと自分が制作したデータの色合いが異なるケースも多いようです。 印刷所HPやマニュアルに“「自分のモニターの色合いにあった印刷をお願いします」と言われましても、こちらが使用するPCとお客様がお使いのPCの色合いとが一致するとは限りませんので、ご要望にお答えできない事があります”と注意書きしている印刷所も多いです。 印刷所によっては『カラー設定は、このように合わせて下さい』というように指示しているところもあります。きっと私も細かくカラー設定すれば良かっただけかと思いますが(笑)、入稿する印刷所にこのような指示があった場合は、刷り上がり違いを防ぐためにも設定を行なった方が良いかも知れません。 自分的には、他のPCから作成したPhotoshopデータを開いてみて、色合いに大きな変化が無ければ印刷でも大丈夫ではないかと思います。…まぁ、これも勝手な意見なので違うかも知れませんが。(←おいおい。笑) 色つけから話がかなり外れましたが(笑)、本文と同じようにブラシツール等を使って色塗りします。塗り方はお好みでエアブラシを使用する等、自由に塗ってください。(^o^) その際、塗り足し幅まで色をつけます。塗り足し幅まで塗らないと製本時にズレが生じた場合、その部分が白く印刷されてしまいます。下の画像が塗り足し幅部分をカットしたものです。このくらいを目安にして色付けしています。 ![]() また、塗り足し部分にはタイトルや人物絵といった、“切れては困る部分”がかぶらないようにします。 本文原稿と同じように、塗り足し幅は製本時のズレをカバーする余り部分なので、ここにタイトル等が重なっていると製本によっては切れてしまうので注意が必要です。まぁ、この辺もアナログ原稿と同じかと思います。(^o^) このような内容に注意して(←なんだか大まかだな。笑)表紙を仕上げていきます。 CGを描くのと同じように部分ごとにレイヤーでわけて色を塗り、全ての色塗りが終わったら作成したレイヤー全て統合します。下の画像が全レイヤー統合後のデータです。 ![]() これで表紙データも完成しました。おめでとうございます〜。(^o^) 次の“04.データ入稿”が最後となります。あと少し、あと少しだけお付き合いください〜(笑) 04.データ保存・入稿 に進む |