02.本文データ(グレースケール)の作り方


(その1)下絵取り込みから線修正 3ページ


解像度・原稿サイズを設定したら、原稿(下絵)修正です。
1ページにあった画像のように、取り込み後の原稿は線が薄かったりかすれていたり、白い部分にモヤ〜とした汚れ(こういった汚れは“ゴミ”と呼ぶようですが、私は勝手に“アク”と呼んでいます。鍋物とかで出るアクって意味合い。笑)があるので、キレイにしないといけません〜。…って、このあたりはCGを描く方ならやっている作業かと思いますが。


まず、主線を濃くする為に『色調補正』内の”自動レベル補正”を使っています。方法は下の画像です。



これにより、線が濃くなったと思います。(^o^)
同じ場所にある『トーンカーブ』で設定してもかまいませんが、自動の方が簡単なので(どうせ白黒だけだし、こだわり無いし。笑)私は自動レベル補正で直しています。



線の濃度調整はこれで良いかと思いますが、余計なアク(笑)もいっぱい出てきたので、必要の無い箇所は削除します。
消しゴムツールでも良いですが消す面積が大きいので、同じ場所にある『明るさ・コントラスト』を使って、線が大きく消し飛ばない程度の数値で実行するとアクがかなりキレイに消えたと思います。(^o^)

ここまでの状態が下の画像です。スキャナ取り込み後の絵よりはキレイになったと思います(笑)。





ここより、印部分で囲った箇所は個人差の作業なので、特に必要でない方は飛ばして下さい。

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この時点では“背景”のみですが、この絵をレイヤー化して作業しています。
正直言って、下絵をレイヤー化する必要はあまり無いとは思いますが(笑)、背景と下絵を分けるのに慣れてしまったので、分けていないとなんだか落ち着かないので(笑)レイヤー化しています。

レイヤー化の方法ですが。まず、パレット『チャンネル』を表示させます。

その中にある、点線模様の○みたいな部分(チャンネルを選択範囲として読み込む)をクリックすると、線の外領域部分(空白部分)が選択された状態になります。

この状態になったら、『選択範囲』→『選択範囲を反転』を選び、選択領域を反転させ、新規レイヤーを作成します。
作成した新規レイヤーを選択した状態で、塗りつぶしツールを選び、描画色が“黒100%”であることを確認したら、主線部分のどこでも良いので塗りつぶして下さい。これで下絵がレイヤー化されました。(^o^)

背景は白で塗りつぶし、下絵レイヤーをキレイに修正していきます。これはCGを描く時にも便利です〜。
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ここまで来たら、あとは線をキレイに直していきます。
かすれた線は描き込んで、消し損じた部分はブラシツールを使って白色を描き込む(下絵をレイヤー化した場合は、消しゴムツールを使って消す)等で、修正していきます。
グレースケールでは、人物などの主線(クッキリと黒色で印刷したい線)は、“黒100%指定”の印刷所が多いです。
その理由は、100%より下はグレー(中間色)として印刷される為、黒100%で主線を描いたつもりが実際は90%以下の濃度だった事に気付かないで入稿して、本を見たら主線がグレーになっていた!というトラブルになってしまいます。

線の濃度は、印刷所が使用する印刷機械により100%でなくてもクッキリと印刷できるところもあるかと思いますが、少なくとも印刷にハッキリと出す線は“90%以上”あった方が良さそうです。
私の原稿も、全て黒100%にはなっていませんが一応、95%以上は目指して(笑)修正をしています。

主線部分に「ちょっと薄いかな?」と思う箇所があれば、カーソルを気になる箇所に合わせて“情報ウィンドウ”で濃度確認した方が良いかと思います。ただ、かすれ具合の効果を狙ったものであれば、黒100%でなくても良いのですが。
濃度についてはこの後、“(その3)グレースケールによる色つけ”でもう少し詳しく書きたいと思います。





絵と枠部分がわかりやすいように枠をキッチリと書いていますが、上の画像が下絵修正後です。…こう比較してみると、修正前とあんまり変わっていないような?(笑)


とりあえず、“(その1)下絵取り込みから線修正”は終了です。次は“(その2)コマ枠・ふきだし”についてです。(^o^)





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