別荘に戻ると俺達はマリアさんが作ってくれた、おいしい夕食を食べ、寝る時間まで星空を見ながら二人で過ごした。暖炉に灯る優しい炎が、部屋に優しい明かりを与えてとてもムードのある雰囲気を作り出していた。
辺りはとても静かで、学園にいた時には考えられない程の穏やかさがあった。俺は先輩の腕の中で、ぼんやりと星空を眺めながら雑談をかわしていた。


「先輩、マリアさんの夕食とてもおいしかったです」
「彼女の作る料理は何でもうまい。俺はとても気に入っているんだ」
「あーあ。俺も先輩のマンションで過ごす時に、あれくらい作れるといいんだけどな…」
「お前の作る料理もおいしいぞ?それに珍しいものばかりで興味深いしな。今日、お前が作ってきた”おにぎり”というのも初めて食べたが面白かった」
「……面白いって、なんだか嬉しくない表現です」

───そりゃあ、先輩は金持ちだから食事だって高級なものしか食べてないだろうから、一般の人が食べる物なんて”おいしい、まずい”という表現より”面白い、珍しい”ってカンジなんだろうな、と少しスネてしまった俺は、彼から身体を離してゴロリと背中を向けた。
すると先輩は離れた俺の身体を引き寄せ、髪の毛を梳きながら「悪かった。だが、お前が作るものは何よりも1番おいしいぞ。……ウェイン、もうそろそろ寝室に行こう」と甘く囁かれ、俺は「はい…」と小さく返事を返した。



寝室にはダブルベッド一つと、棚やスタンドなど必要最低限というような物しかなかった。
ドアがパタンと静かに閉められると、先輩と二人きり…というのを急に意識してしまった。マンションではいつも二人きりなんだから、緊張する事などないはずなんだけど、場所が変わったせいかヘンに意識してしまう。
そんな俺を先輩は優しく抱きしめると、軽々と身体を持ち上げベッドへと運んだ。そして俺を降ろすと先輩もベッドに入った。先輩は俺の上に覆い被さると、優しいキスをくれた。





「うっ…んん…」

優しい唇と熱い舌の動きに、思わず甘い声をあげる。俺はきつく目を閉じながら、すがるように先輩の腕を掴んだ。
すると、先輩の指は俺のTシャツを首のあたりまでまくって、露わになった乳首に唇を這わせ、チゥと音がする程きつく吸い上げてきた。何度も唇と舌で上半身を愛撫され、俺は身をよじりながら快感に耐える。
先輩は俺の様子を見ながらジーンズに手をかけ、膝のあたりまで引き下ろすと下着の中に手を入れてきた。


「あっ!」

先輩の指は、やんわりと中心を握りながら動きを加えてくる。反応して硬度を増す中心を確認すると、先輩の指は俺の下着を脱がせ、両脚を開かせた。

「ああ…せ、先輩。いや、ぁ…」
「恥ずかしがるな。これから毎日こうして二人で過ごすんだ。それとも…俺にこうされるのはイヤか?」
「そんな。イヤならここに来ていません。先輩…」
「そうだ、それでいい。…力を抜いていろ」


先輩は俺の両脚を更に大きく広げさせると、熱くなっている中心を口に含み愛撫を加えてきた。
ゆっくりと唇と舌は動き、俺を翻弄する。次第に湧き上がる快感にどうする事も出来なくて、耐えきれず、俺は彼の口内に欲望を弾けさせた。

快感を解放し、荒い息をする俺の中に、先輩は中心をあてがいゆっくりと入れてきた。
俺は先輩の背中に腕をまわしてきつく抱きしめる。そして大きく揺さぶられながら、背中を反らして快感に喘いだ。
熱く狭い中を何度も行き来する先輩の大きい中心に、俺はうわごとのように「先輩、先輩っ…!」と何度も口走っていた。
そして動きは激しくなり、俺達は口づけながらほぼ同時に絶頂を迎えた。俺は先輩の熱い飛沫を奥に受け止めた───。



何度かの絶頂を繰り返し、甘い熱さが過ぎ…。
俺と先輩は、ベッドの中でゆったりと星空を眺めていた。

天窓が開いていたので夜風が肌に当たって寒気を覚えた俺は、甘えるように先輩の身体にすり寄る。すると先輩の腕は俺の身体を深く抱きしめ、額に軽くキスをくれた。


「寒いか?窓を閉めよう」
「いえ、大丈夫です。…先輩の側にいますから寒くない、です…」
「フッ、そうだな。───ウェイン、眠かったら寝ていいぞ」
「はい、先輩。……あっ!先輩っ、流れ星っ!!」

指差しながら俺が叫ぶと、先輩も夜空を見つめた。
流れ星はあっという間に夜空を駆け抜け、闇に散った。先輩は「星に何か願い事を言えたか?」と優しく囁いたので、俺は鮮やかな赤い色の瞳を見つめながら、こくっと頷いた。


「何を願ったのだ?」
「───先輩と…。ずっと一緒にいれますように、って…」






あとがき
私立グロラン学園、アーネスト×ウェインのその後SS。多少、手を加えて載せました。
この裏はメール請求制で読めたお話でした。
いいね〜、アーネスト先輩。あんなに金持ちでいい男なら私も欲しい。(-_-)
以前、スーパーカーの助手席に乗った事がありましたが狭くてね〜(笑)。
車が好きではない私としては、ある意味ゴーモンでした。






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