「気持ちよかったか、啓太?…ほら、こんなに出して」


中嶋さんは、手の中に吐き出した精液を俺の目の前で、くちゅくちゅとわざと音を出して指先で擦り合わせる。それを見せつけられて俺の身体は再び熱さを取り戻し、ズキンと疼いた…。

「はぁ…はっ…。な、中嶋さん…」
「いっぱい出したな、啓太。ふん、いつも抜いてやってるのにこんなに出すなんてな。どうする?これを俺が舐めてやってもいいが…せっかくだから、もっとお前が良くなる為に使うか?」
「ん…。な、何に…?」
「上は自分で脱ぐんだ。下は俺が脱がしてやる」


言われるがまま、俺は中嶋さんの言葉に従ってジャケットとシャツを脱いだ。
すると中嶋さんは俺の下着ごとズボンを掴んで膝のあたりまで脱がし、俺は中嶋さんの膝の上でほぼ全裸のような状態になった。

それから濡れた指は、脚の間の奥まった場所へと移動し、入口をなぞるように動きながら俺の精液を塗りたくっていく。塗り終わると、中嶋さんは着ていたジャケットとシャツを脱いで鍛えられた身体に俺を抱き寄せ、ゆっくりと指を中に入れてきた。


「うっ…あ、ああっ!……はぁ、あ…な、中嶋、さん…!」
「そうだ、力を抜いていろ。───今日は仕事を手伝ってくれたご褒美として、たっぷり慣らしてから入れるからな。…俺が入るまでイくなよ」
「そ、そんな!…あ、ん!はぁ…。んんぅ…、あぅ!そ、そこは…。ダメっ!」
「我慢しろ。───指より、もっと良いものが欲しくないのか?」
「んあ……っ!で、でもっ!そこばかり、刺激…されたら!俺…っ。も、っ!」
「ふん、仕方のない奴だ。…まぁ、いい。今日は特別に、お前の言うことを聞いてやろう」


すると、俺の中をかき回していた指が抜かれ、熱いものが押し当てられた。それは、強く奥へと進んで更なる快感を生み出していく。俺はすがるように中嶋さんの肩を掴んで喘いでいると、俺の顎に長い指が添えられ唇を塞がれた。
中嶋さんは舌をきつく絡めながら激しく俺の中を突き上げてくる。それも俺が1番感じる場所を集中的に…。
さっきはあんなに焦らしたのに、今は俺の事をイかせるのを優先してくれるかのように。





俺は中嶋さんに答えようと、自分から腰をゆすって舌を絡める。
それに満足したのか、中嶋さんは俺をきつく抱きしめて更に突き上げてきた。俺はぎゅう、と目を瞑って駆け上がってくる快感に身体をゆだね…、そして自分の胸や腹の上に精液を迸らせた。
頭の中が真っ白になって、中嶋さんにしがみついた直後、俺の身体より更に熱いものが俺の中を濡らすのを感じた……。



───激しい快感に満たされた俺の身体は、終わった後も動く事が出来ず、完全にのびてしまった。
そんな俺に、中嶋さんはいつもの笑みを向けて、濡れた箇所をハンカチで拭いてくれた。そして、裸の俺に自分のシャツをかけると、再度膝の上に座らされた。
好きな人の服にくるまって、鍛えられた中嶋さんの身体にゆったりと身を寄せる。とても幸せな気分だ。

…ここ数日、学生会の仕事が忙しい中嶋さんとは、キスどころか会う事も出来なかった。
今日、俺がここに来たのも中嶋さんに会いたくて…。少しの時間でもいいから、中嶋さんに会うために仕事の手伝いと称して来たのだ。


「…中嶋さん」
「なんだ?」

まだ仕事が残っている中嶋さんは、俺を胸に寄りかからせながら目の前にあるパソコンで会議に使う書類を作成している。中嶋さんは俺を見ずに画面を見たまま返事を返した。
いくら中嶋さんのそばにいれるとは言え、ここに俺がいたら仕事の邪魔になるよな、と思った俺は、退く為に立ち上がろうとしたら、腕を掴まれ強い力で引き戻された。

「啓太、どこに行く?」
「し、仕事の邪魔になるから、せめて向こうの椅子に座ろうかなって…」
「余計な事は考えなくいい。…ここにいろ、啓太」
「中嶋さん…。───はい」


返事をして中嶋さんの身体に寄りかかると、中嶋さんは普段見せる事などない、柔らかい微笑をした。その、誰にも見せないような優しい笑みを、今、自分だけが独り占め出来る事が嬉しくてたまらなかった。

俺は中嶋さんの唇に、そっとキスをして「中嶋さん、好き…」と小声で呟いた。中嶋さんはキーボードを打つ手を止めず、何も言ってはくれなかったけど、かわりに俺の髪に軽くキスを返してくれた。


「……中嶋さん」

俺はもう一度、愛しい相手の名前を呟いて、その胸に頬をすり寄せた。






あとがき
中嶋×啓太の裏SS。中嶋さん、キチクな人になってません、アマアマです(笑)。
キチクが好みの方には、まるっきり面白くないお話で、すみません。(^_^;)
私は、こんな半端なアマアマ話が好きなもんで〜(笑)。






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